玄米甘こうじ
甘酒とは、炊いた米に米こうじを混ぜて発酵させたもので、言わば甘酒のもとです。江戸時代には体力の落ちる夏場に甘酒を飲む習慣があった言われていて、栄養豊富な飲み物として愛されてきています。
ここでは、これまた栄養豊富な玄米を使った甘酒を書いていきます。
玄米甘こうじの効果
米がこうじ菌によって発酵、糖化されて生まれて自然な甘みを砂糖のかわりに利用すれば、ノンシュガーの料理作りでできます。ダイエットにも役に立てることができます。
甘こうじから作られる甘酒は飲む点滴と呼ばれていて、かなりのエネルギー源にすることができる糖質や胃腸で消化吸収を助ける食物酵素、新陳代謝を活性化できるビタミンB群が豊富です。
疲れたとき、病気になっているときや、治った後の体力を回復するのにも最適です。
玄米に含まれる食物繊維もあるので、美肌効果や便秘解消にも役に立ちます。
作る時期・保存方法・消費目安・食べ方
一年中おっけーです。
ただし、夏場や梅雨時期は発酵や保存の際に雑菌が入らないように注意してください。
冷蔵庫内でもどんどん発酵が進みますので、約3日で飲んでください。
長期間保存したい場合はジッパー付のポリ袋に入れて、薄い板状に延ばして冷凍し必要なときに、必要な分だけ折って使ってください。冷凍なら1~2ヶ月保存可能です。
水や湯で割って甘酒としてもいいですし、砂糖のかわりに味付けや下味にも使えます。
独特のとろみを活かし、スープのベースでコクを出すことにも使えます。
甘こうじ材料
・ 発芽玄米・・・1/2合(75g)
・ 米こうじ(乾燥)・・・70g
・ 水・・・400ml
・ 塩・・・少々
※ 発芽玄米は、玄米を発酵させたもので、白米と同じようにたくことができて、玄米より消化が良いのが特徴です。
甘こうじの作り方
①
発芽玄米はざっと洗って水気をきり、炊飯器の内がまにいれ、水400ml、塩を入れる。
②
炊飯器のおかゆモードで炊いてください。
③
米こうじは乾燥のまま手でほぐして細かくします。
④
内がまを炊飯器から取り出し、水100mlを加えて冷まし、温度を60~65℃にします。
温度計を使って正確に計ること。
⑤
④で作ったものを米こうじを加えて、ゴムヘラなどでよく混ぜます。
⑥
スープジャー(500~600ml用)に⑤を入れて、ふたを閉めて常温で約8時間置きます。