ドイツ生まれの伝統的発酵食品
キャベツと塩があれば作れるドイツの伝統的発酵食品です。キャベツに自然に染み付いている植物性乳酸菌が、塩もみをして出るキャベツの水分と食物繊維をエサに増えて醗酵して酸っぱくなります。
ザワークラウトの効果
ザワークラウトには多くの植物性乳酸菌が含まれていて、ぬか漬け同様、腸内環境を改善することで、便秘解消、免疫力が上がり、風邪予防、花粉症予防が着た期待できます。
あと、キャベツには食べる胃薬と呼ばれている野菜で、キャベツに含まれるビタミンUは胃痛、胸焼け、胃潰瘍予防などの効果があります。
これを醗酵させることによって食物酵素の作用が加わるので、胃腸のケアにおススメです。
作る時期・保存方法・消費の目安・食べ方
キャベツは一年中安定して出回っているので、いつ作ってもおっけーですが、常温で発酵させるので、乳酸菌が活動しやすい気温20~25℃が作りやすいです。
夏場は気温が高いので発酵が早く進み、逆に冬場は発酵に時間がかかります。
発酵後は冷蔵庫で保存し、冷蔵庫の中でも発酵はゆっくりと進みます。
2週間以内で食べましょう。
このまま、サラダでもよし。ピクルスのようにパンに挟んでサンドウィッチにして食べるのもよし。肉料理の付け合せや、ソーぜージやベーコンなどの煮込み料理にも使えます。
ザワークラフトの材料
・ キャベツ・・・約1kg
・ あら塩・・・約40g(キャベツの重量に対して約4%)
・ キャラウェイシード・・・小さじ1
・ ローリエ・・・2枚
ザワークラフトの作り方
①
キャベツは5~6mm幅にきって、さっと水につけてください。
ザルに入れて水気をしっかりきってボウルに移します。
②
全体に塩をふる。
③
手でざっくりと全体をまぜて塩をなじませ、常温で1時間置きます。
④
キャベツがしんなりしてきたらラップをかけて重し(約3キロくらい)をのせます。
この状態で2~3日、常温に置いて発酵させます。
⑤
時間の経過とともにキャベツから水分が出てキャベツの色も黄色っぽくなって、味も匂いもすっぱくなっていたら完成です!