青梅シロップ
氷砂糖がゆっくり溶けることで砂糖の濃度が上がり、その浸透圧で徐々に梅のエキスを引き出します。華やかな香りとふくよかなコクのあるシロップができあがりです。
青梅シロップの効能
梅の酸味の成分であるクエン酸は、体内でエネルギーを作り出すための必要な栄養素で身体を活性化する働きがあり、肉体の疲労やストレスで身体がダメージを受けたときにとても有効です。
この青梅シロップはエネルギーにすばやく変わる糖質とクエン酸を一緒にとることができるので、効率よく疲労回復することができます。
梅の香りは昔からアロマ効果もあり、痛みの軽減するとも言われており、甘い香りが気持ちをリラックスさせてくれます。
作る時期・保存方法・消費目安・食べ方
5月下旬~6月中旬に出回る青梅を使います。
もしも、青梅シロップが出来た状態で梅がシワシワで身がぺちゃんこになっている状態なら2ヶ月の間に飲みきちゃってください。
シワシワになった梅の実を漬けっぱなしすると、ニゴリや腐敗の原因になるので、長期保存の場合は、液をガーゼなどで越して鍋に入れ。弱火にかけ、アクが出たらすくい、沸騰させないように15分くらい加熱してください。
したら、冷ましてビンに入れ、冷蔵庫で保存して半年くらいで飲みきってください。
水、炭酸水、湯で割って梅ジュースだったり、焼酎や日本酒で割ってカクテルにしてもよいです。
青梅シロップの材料
・ 青梅・・・500g
・ 氷砂糖・・・500g
・ 酢・・・100ml
※ 酢は入れなくてもいいですが、入れると発酵を防止できるので失敗しにくくなります。
青梅シロップの作り方
①
青梅をボウルに入れ、たっぷりの水に2時間浸してアクを抜きます。
②
竹串でヘタをとり、水気をキッチンペーパーで拭いて、ザルにのせて乾かしてください。
③
保存ビンに青梅、氷砂糖を交互にいれて、ミルフィーユ状にして、酢を入れます。
④
直射日光が当たらない涼しい場所に置いて、毎日、数回上下にビンをゆすってエキスを回して2~3週間おきましょう。氷砂糖が全て溶けたら出来上がりです!
この時に梅はシワシワになるので取り出してください。
※ もしも砂糖でも漬けることはできますが、氷砂糖の方が雑味がなくすっきりした味になるので漬けるなら氷砂糖がおススメです。
それに、氷砂糖がゆっくり溶けていき、梅のエキスもじっくり染み出てくるのでコクのあるまろやかな味わいになります。
普通の砂糖で漬ける場合は、砂糖を数回ずつ分けて入れるのがコツです。
一度に入れてしまうと浸透圧が急激に上がって梅のエキスが出きらない場合があります。
※ もしも、白い泡が出ていたら、それは発酵している状態です。少しの泡なら問題はないですが、泡が多いようなら梅の実を取り出して、液だけ弱火にかけて、アクをとりながら15分ほど加熱し、冷ましてからビンに戻せば問題なく飲むことができます。