しょうゆこうじ
こめこうじにしょうゆを加えて発酵させたものです。うま味成分を多く含むしょうゆと、こうじを合わせることでより深い味わいになり、料理の最後に添えるなど、仕上げに使えます。
しょうゆこうじの効果
グルタミン酸などのうま味成分が豊富なしょうゆを使うことで、塩こうじよりもうまみが強いのが特徴です。そのため、少し食べただけでもおいしいので、減塩効果が高く、生活習慣病予防にも効果が期待できます。
また、しおこうじ同様、胃腸での消化吸収を助ける食物酵素を多く含んでいるのですが、しょうゆこうじの場合は料理の仕上げに添えるなど、加熱せず食べることも多いので、酵素を生のまま取り入れることができるのも大きな利点のひとつです。
作る時期・保存方法・消費目安・食べ方
一年中おっけーです。ただし、夏場、梅雨時期は、発酵させる際に雑菌が入らないように管理に注意をしてください。
冷蔵庫を保存してもらい、半年を目安に食べきりましょう。冷蔵庫内でも発酵や熟成が進みます。
刺身のかけしょうゆの代わりに使うもよし、焼いた肉や魚、野菜スティックにソースやみそ代わりにもよし、うどんやそばの薬味代わりなど、仕上げ調味料として食卓で使えます。
きゅうりにのせて食べるのは酒のツマミにもよいです。
この他にも、だし巻き卵に少し加えるとコクが出たり、肉や魚を漬けるとやわらかくなります。ただし、しょうゆの色で料理の色が茶色くなるので、入れる量は加減してください。
しょうゆこうじの材料
・ こうじ・・・200g
・ 濃口しょうゆ・・・300ml
①
こうじは袋の中でももみほぐして、ボロボロ状にする。こうするとこうじが飛び散らずに簡単に細かくできます。
②
保存容器に入れ、しょうゆを注いで混ぜる。
③
ふたをして常温に置きます。1日1回、空気を含ませるように一週間続けます。
④
全体がなじんできたら、指でこうじの粒がつぶせて、とろみが出ていたら完成です。
出来上がったら、冷蔵庫で保存します。