腸は脳の意思関係なく機能している臓器である。

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腸は第二の脳


最近になって腸は第二の脳と呼ばれるようになってきているのはみなさん、知っているでしょうか?

人間での話ではないですが、イソギンチャクやホヤのような、脳のない腔腸動物は、腸で判断をして生きています。

私たちの身体のほとんどの器官は、脳からの信号で動いていています。

物を取ろうと手を伸ばしたり、身体を動かそうとしたりするのは、脳からの信号で私たちは動いていて、どの行動でも脳が関わってきます。

だけど、腸は、この脳の信号なしで独自に勝手に働く器官という、何ものにも支配されてない器官なのです。


腸の働き、なぜ第二に脳と呼ばれるのか


腸の大切な機能の一つに、体内に入った有害物質をブロックして排除してくれる機能があります。

身体の中に有害な菌が入ってくると、吐き出したり、下痢を起こしたりして体内から有害な菌を出そうとして、身体が中毒にならないように反応してくれます。

この下痢を起こしているのは、脳からの信号で下痢をしているわけではなくて、腸が
『これは毒がある!』っと判断をして身体から有害な菌を出そうとして腸が下痢を促してくれているのです。

私たち人間の腸には、大脳に匹敵するほどの細かな神経細胞が張り巡らされていて、その神経たちは、ネットワークを自在に操り、腸は状況に応じて解毒作用を施してくれたり、肝臓やすい臓など他の器官に信号を出したりして、身体にあった処理をしてくれているのです。

これが腸が第二の脳と呼ばれる所以です。

脳と腸はともに、神経でかなり深くつながっていて、ネットワークを形成していることがわかってきています。

脳も腸も共に考えることができる器官ですが、

脳で考えたことは腸に、

腸で考えたことは脳へ

信号がダイレクトに伝わっていきます。


大腸と小腸はどっちがえらい??


腸の働きは小腸と大腸によって変わります。

小腸は胃で消化された食べたものの消化・吸収を行っています。

胃から小腸にくるときに十二指腸の中で胆汁、すい液、腸液の消化酵素が食べたものに混ぜ込まれて分解がはじまります。

タンパク質はアミノ酸。

炭水化物はブドウ糖などの糖類に

脂肪は、脂肪酸やグリセリン

このように分解されて、水分と一緒に小腸によって吸収されます。

食べたものが小腸から大腸にたどり着く頃には、栄養分の吸収はほぼ終わっていて、大腸は残った食べた残りカスから水分を吸収して、大便を形作るのが役割になります。

このように小腸と大腸の働きの違いから、

小腸は食べ物の栄養を吸収する役割で重要に見えてくるのですが、

大腸は、ただ水分を吸収して大便を形作るだけの役割からあまり重要に見られてなかった臓器なのですが、大腸の働きは私たちの健康と美容に深く関わってきているのが最近になってわかってきたのです。


実は大腸の働きぶりによって美容、健康に左右されている


食べカスから水分を吸収して、大便を作るのが大腸の働き。

一見あまり役割がないと思われてしまうかもしれないですが、大腸は健康と美容に密接に関わってきている臓器だと言うことがわかってきました。

大腸を通る食べ物には、『発酵』と『腐敗』

このどちらかが起こります。

これは、大腸に棲んでいる微生物による分解によって行われます。

私たちは、チーズやみそ、納豆の発酵食品は食べれますが、腐敗した食べ物は食べることはできませんよね。

もし、腐敗したものを食べたとしても食中毒を起こして身体に支障が出てきます。

実は大腸の中でもこれと同じような『発酵』や『腐敗』が毎日起こっているのです。

私たちに有益に働いてくれるのは『発酵』、有害なことが起きるのは『腐敗』なのは、言葉からもわかると思います。もしも、大腸の中で食べた物が腐敗が起きてしまっていたら、有害な物質が腸壁から吸収され、血液を通っていってしまいます。

血液を通っていってしまった有害物質は、各臓器や脳にまで行き渡り、蓄積されていき、さまざまな病気になる引き金になります。

肌に有害物質が蓄積されれば肌荒れの原因にだってなります。

なので、大腸は決して役割がないのではないのです。

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