腸内細菌を増やすことで免疫力を上げるだけじゃなく脳の負担も減らせること。
前にも書きましたが、腸は栄養を吸収するところで血液の質や体質を決定している大事な器官なんで、脳にも影響は出てきます。
腸が栄養を吸収する大事な器官である記事はこちらになります。
→ 腸(ウンコ)によって人は健康を左右されている話
腸は身体の内側にありながら、皮膚と同じく外界と直に接しているところでもあります。
(肛門があるから)
なので、細菌やウィルスをなどの外敵を排除する最前線であり、人体を護る最大の免疫器官です。
腸内環境が悪くなると、この免疫機能がうまく働かなくなり病気にかかりやすくなってしまうのです。
腸内細菌には善玉菌、悪玉菌、日和見菌の三種類があります。
この中で善玉菌が多ければ多いほど、免疫が上がりやすくて、
逆に悪玉菌が多ければ多いほど免疫力は下がってしまう。
日和見菌は、善玉菌にも悪玉菌にもなりえる気がコロコロと変わる菌でして、その時強いやつの見方をするスネ夫みたいな菌です。
悪玉菌が繁殖しすぎると脳にも影響があり、アルツハイマーに促進にもなってしまうことにも繋がります。
なぜかというと、腸は食べ物は消化し吸収した栄養を血液、脳、細胞に運びます。
もしも腸が悪玉菌が活発になっている場合は、悪玉菌が発生させる毒素を腸が吸収して血液、脳、細胞へと運ぶことになり、ダメージを与えることになるため、
少しずつ身体を劣化させていっているということなのです。
なので、そうなってしまわないように善玉菌を増やしておいた方がいいよという話です。
腸には100種類以、100兆個以上の腸内細菌がいて、1.5リットルのペットボトル一杯分と言われています。すごい量。
善玉菌と悪玉菌、日和見菌の働きはこんな感じ。
善玉菌(ビフィズス菌、ガゼリ菌など)
・ 悪玉菌の抑制
・ 免疫力を高める
・ 感染防御
・ 消化吸収を助ける
・ 下痢・便秘の予防と改善
・ ビタミンなどの栄養素の吸収
悪玉菌(大腸菌、ウェルシュ菌、ブドウ球菌など)
・ 腐敗物質生成
・ 発ガン物質生成
・ 毒素生成
・ 免疫力低下
日和見菌
・ スネ夫
腸内細菌(善玉菌、悪玉菌)の働きはまとめるとざっとこんな感じです。
①身体に入ってきた病原菌を駆除する
②消化を助ける
③ビタミンなどの栄養を身体に運ぶ
④免疫力をつける
⑤セロトニン・ドーパミンになる前の物質をを脳に送る。
腸をよりよい状態にするには善玉菌を増やすことをしなければなりません。
そのためには乳酸菌が必要になるので、ヨーグルトやみそ、キムチなどの醗酵食品を食べることなので、日ごろの食事が一番大事になってきます。
元々の日本食(ごはん、味噌汁、漬物)は善玉菌を増やしやすいものばかり。
ですが、今は知っての通り、肉食中心になっており善玉菌より、悪玉菌を増やす食生活が多いと思います。
最近では日本とアメリカの野菜の摂取量が1990年ごろから逆転していってます。
※農林水産省参照
上の表でもわかる通りガンによる死亡者数もアメリカでは減少していってるのですが、日本では増加の傾向が見られるため、野菜を十分食べることによって善玉菌が増えた結果、腸内環境が改善し、ガンの予防にも効果があるといわれています。
後、調べてみてたらアメリカでは1990年ごろから代替医療というものを取り入れるようになったようです。
簡単に言うと家庭の医学みたいなものから、鍼灸など。
薬物治療、化学治療、物理治療を使うんじゃなくて、病気になる前からの予防として代替治療を取り入れ初めてその結果が出ているという説もあります。
なので、その一つとして、腸内環境を改善し免疫機能を高めることはわたし達が健康維持する上でとても大切なことです。その鍵を握るのが腸内細菌が握っているわけです。
しかも、わたし達の脳にまでその影響されているといこと。
ただ、悪玉菌がまったく不必要ということではないということもなく、悪玉菌には悪玉菌で役割をもっています。
悪って字がついていると悪いやつにしかみえないですがそういう訳ではありません。
例えば、悪玉菌(ウェルシュ菌)しか分解できない食べ物があります。
それはお肉類。
分解されなければ、腸が吸収することができないため、人間の身体にも絶対必要なもので人間の身体にとって必要不可欠なものになります。
このように悪玉菌がいないと食べ物から栄養素を吸収できなくなってしまうということがあるので、悪玉菌を根絶すれば言い訳ではありません。
今の日本は肉食文化になっていて、善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れていて、悪玉菌が圧倒的に多くなっているのが問題なだけなのです。
善玉菌と呼ばれている菌が少なくなっているので、乳酸菌を増やすことで、善玉菌と悪玉菌のバランスを整えることが重要になってきています。
後、今の発達した医療であっても、善玉菌、悪玉菌、日和見菌を死滅させるものがあります。
それは
抗生物質という薬です。
もちろん、必要なときは、抗生物質も飲んで病気を治さなければいけないのですが、不必要に抗生物質を飲み続けることは、腸に活動している善玉菌と悪玉菌を死なせてしまっているので、
自然と自分の身体の免疫力も落としているということを知っておいて欲しいです。
これで悪循環も起こります。
抗生物質を飲む
↓
善玉、悪玉菌死滅
↓
免疫力低下
↓
病気にかかりやすくなり、病気になる
↓
抗生物質を飲む
↓
善玉、悪玉菌死滅
↓
免疫力低下…etc
こんな感じで、身体の免疫力がどんどん下がるスパイラルに陥っていくことを知っておいて欲しい。
それで、知らない内に重大な病気にかかってしまうケースもあるはずです。
腸内細菌のバランスを良くしていくならこの記事を参考にして欲しいです。
→ ひどい便秘をすぐにでも解消をしたいならふたつの法則があるから試してみて!
便秘のことを元として書いておりますが、この記事は腸に元々いる善玉菌をより元気にさせる方法を書いております。
簡単に言うと腸内細菌は大切にしないと脳にも影響を及ぼす裏のボスってことですね。
なので、取り返しのつかないことになる前に腸内細菌を栽培していきましょう!