まだまだ全然わからないことだらけの乳酸菌
調べていたら、乳酸菌の研究はまだ100年くらいだったということがわかってビックリしてます。
今日は少し歴史的な話になるのでつまらないかもです。
イリヤ・メチニコフという人物がブルガリアを旅行中に、なぜブルガリアは長寿国なのかを調べてみて、毎日食べているヨーグルトが長寿に繋がっているのではと仮説を立てたところから乳酸菌に辿り着いたようです。
年数で言えば100年で長く感じますが、まだまだ乳酸菌には隠されてる能力がありそうな感じがして、私はワクワクしてます。
ヨーグルトが日本にくるまでの間、日本人は乳酸菌をどのように摂取していたか、考えると
味噌、こうじ、しょうゆ、漬物、納豆、日本酒など、
保存食として食べていたもので乳酸菌を食べていたのですが、ヨーグルトがなくても日本でもちゃんと乳酸菌をしっかり食べていっていることにも驚きです。
食べ物を日持ちさせるために使っていただけの物がまさか身体にも良い物にもなっているとは調べる前は知る由もなかったでしょうね。
簡単にいうと醗酵させた食べ物には、醗酵させるための菌が必要で、その菌には、身体にとって必要な成分がたくさん含まれているってことなので、
やっぱり、醗酵食品にはまだまだ見つかってない健康を維持するための要素がありそうです。
なにもヨーグルトにこだわらなくても醗酵食品なら、腸内細菌を増やせるものがまだまだありそうです。
人それぞれに住んでいる腸内細菌は全く違うというところから、食べた物によっても変わってくる。
ということは、発酵食品の種類によっては腸内細菌も、もっと変わってくるはず。
発酵食品、半端ない。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌の力
・ ガゼリ菌
乳酸菌は胃の中の消化液で死滅してしまうと言われていた中、
この菌は食べた後、人の腸に生きたまま定着することを証明した乳酸菌です。
なんでも、乳酸菌の寿命が3~7日の中、ガゼリ菌は腸の中で90日経過しても生きていたという。
生命力も増殖力もあるかなりタフ乳酸菌です。
ガゼリ菌の効果は内臓脂肪を減らす能力があり、肥満傾向の人にはガゼリ菌入りのヨーグルトがおススメ。
整腸作用、コレステロールの低下作用、内臓脂肪低減効果。
血中のコレステロールを減らす効果があるため、動脈硬化を予防できるので、必然的に心筋梗塞、脳梗塞など突然襲い掛かってくる疾患の対処法もできます。
・ ラブレ菌
これはヨーグルトではなく、元々は漬物に含まれていた植物性乳酸菌でこれもガゼリ菌と同じ生きたまま腸に届くことのできる生命力をもっていて、増殖力にも優れています。
ラブレ菌の効果は、、腸内のリンパ球を刺激することで、ウィルスやがん細胞を攻撃するためのNK細胞の働を高める効果があります。
免疫力を活性させる、がん予防効果、抗菌作用があって、病気がち人向けな乳酸菌となっています。
・ ビフィズス菌
赤ちゃんの時から絶対持っている乳酸菌。
体重増加の抑制、内臓脂肪、体脂肪、血中コレステロール値、血糖値、インスリン値の低下の効果をもっている。
対メタボ用乳酸菌。
後、糖尿病の方には血中コレステロール値、血糖値、インスリン値の低下の効果があるので取り入れて欲しい乳酸菌です。
・ ラクリス菌
なんと胃酸から身を守るためのバリア完備で、生きたまま腸に到達できる自己防衛機能を備えた乳酸菌。
便秘解消に効果を持ち、腸のぜんどう運動を促し便意を起こさせ、排便をスムーズにできる。
一週間くらいで便から出て行ってしまうので、継続は必要になるが便秘やガスでお腹がはってしまっている人はこのラクリス菌。
こんな感じで、乳酸菌の種類によって、まったく違う効果があるので、やっぱり乳酸菌には、まだまだ色々な能力をもった種類がいるに違いないです。
ホントに乳酸菌は半端ない力がありますね。