オリゴ糖を食べる!
昨日の続きです!
ビフィズス菌のエサになるオリゴ糖は、ほとんど小腸で吸収されず大腸まで届きます。オリゴ糖は糖分であるにも関わらず、砂糖に比べて低カロリーでダイエットにも役に立ちます。
オリゴ糖の働き
・ 腸内を酸性にして悪玉菌を減らす。
ビフィズス菌のエサになって、ビフィズス菌を増やし、腸内を酸性化を促して悪玉菌の増殖を抑えてくれます。
・ 大腸まで直接届くオリゴ糖
消化酵素で分解されず、大腸まで直接届きます。便秘の解消につながり免疫力を調整してくれます。
・ 食べ過ぎるとお腹がゆるくなるオリゴ糖
たくさん食べ過ぎると、腸内細菌のバランスがくずれて、お腹が痛くなり下痢になる場合もあります。
オリゴ糖の種類
■ フラクトオリゴ糖
・ アスパラガス、にんにく、玉ねぎ、ごぼう
虫歯になりにくい甘味料として、お菓子などに使われています。野菜に多く含まれています。
■ イソマルトオリゴ糖
・ はちみつ、みそ、しょうゆ、など
熱で酸に強く、甘みのほかに食品に旨味やコクを与えてくれます。食品の保存性を高める効果もあります。
■ アガロオリゴ糖
・ 寒天、のり、など
ガンの抑制、抗酸化作用、免疫調整作用や抗アレルギー作用などがあります。
大豆オリゴ糖
・ 大豆類(蒸し大豆、豆腐、豆乳、きなこ、など)
熱や酸に強く、他のオリゴ糖と比べて、少量で善玉菌を増やすことができます。
乳酸菌
・ 便1gあたりに1000万~1億個。
・ ブドウ糖を分解して乳酸を作る。
・ 酸素があってもなくても生きられる。主に小腸にいます。
代表的な菌の種類
・ ガゼリ菌・・・胃がんの原因になるピロリ菌の動きを抑制してくれます。
・ ラムノーザス菌・・・大腸にも届き、有害物質の生成を吸着し、腸内環境を改善してくれます。
・ カゼイ菌・・・小腸で増加して消化、吸収を助けてくれます。
・ ロイテリ菌・・・整腸作用を促してくれて免疫力をアップしてくれます。
ビフィズス菌
・ 便1gあたりに100億~1000億個。
・ オリゴ糖などの糖質をエサにして、乳酸、酢酸を生産します。
・ 酸素があると生きられないため、大腸に存在します。
代表的な菌の種類
・ ビフィタム菌・・・大腸まで生きて届きやすく、大腸菌の感染のリスクを低減。
・ ロングム菌・・・老化によって減少してしまう菌で、大腸ガンなどの予防をしてくれます。
・ ブレーべ菌・・・皮膚の乾燥やシワを抑えて美肌効果が期待できる菌です。
・ ラクティス菌・・・ホルモン分泌などの生理活性物質を促してくれます。
目的に合わせて菌を選ぼう!
菌の種類によってもさまざまな働きがあります。ここでは主な菌の種類を挙げていきます。症状、目的に合わせて選びましょう。
・ インフルエンザ予防・・・シロタ株、L-92株、S-PT84株
・ アレルギー症状・・・LGG乳酸菌、GCL1176株、BB536、L-55株
・ 免疫力アップ・・・シロタ株、ラブレ株、グレモリス菌FC株、Bb-12株
・ ダイエット・・・ガセリ菌SP株、LGG乳酸菌、LP28株、SBT2055株
・ 高血圧・・・LC1、CM4株
・ 便秘・・・LB81、BB536、EC-12株、ガセリ菌SP株
・ 胃がん・・・LG21、LC1、BF-1株、SN13T株
・ 大腸ガン・・・BB536、LKM512
・ ストレス・・・CP2305株、BE80
手軽に摂れる乳酸菌飲料やサプリメント
仕事や家事の合間にも手軽に摂れる乳酸菌飲料とサプリメント。胃酸に溶けずに、生きたまま菌を腸に届けて、整腸作用があります。
・ 新ビオフェルミンS
・ ビフィーナ
・ ビフィコロン
などなど